中国では、さまざまなモノが高騰
中国というと、経済発展したとはいえ、現在でも「モノが安い」というイメージがあるかもしれません。
しかし、今の中国はまったくそんなことはありません。
モノによりますが、日本のほうが全然安い場合が多くなっているのです!
例えば、スターバックスのカフェラテは日本では370円ですが、中国では27元(約500円)します。
これは物価高に加え、外資系に対する関税がかかっているためです。
ほとんどの商品がかなり値上がっている
以前なら歯磨き粉は2.6元(約35円)ぐらいでしたが、今では6.6元(約130円)。
食器洗い洗剤は3.3元(約45円)から4.5元(約90円)に。
牛乳は1リットル5.5元(約100円)が20元(約365円)に激しく上がっています。
このように日用品や食料品の値上がりもハンパではないので、中国人の家計を確実に圧迫していることでしょう。
ちなみに、中国人も大好きなサーモンの刺身は、わずか200gで43元(約780円)。このお金があれば、日本ならそこそこの食事ができるのに。。。
輸入品になると、高さがさらに跳ね上がる…つまり
ミネラルウォーターは中国産が2元(約36円)なのに対し、エビアンなどの輸入品は12元(約220円)と、同じ量でも価格が6倍も違います。
その他、パスタの乾麺は14元(約255円)、キッコーマンなどの日本産しょうゆは48元(約880円)。
これでは今の中国で生活するのは、結構しんどいです。
これにさらに2013年以降、大幅に進んだ円安が追い打ちをかけます。
10年ほど前の人民元為替レートは1元約12~13円でしたが、現在は20円前後になっています。
このダブルパンチで、日本人の観光客、駐在者、留学生たちには大打撃となりました。
こうした現象を見れば、なぜ中国人観光客による爆買いが起こるか、わかってきます。
日本でモノを買った方が安いからです。
日常品…衣類や薬なども日本で買ったほうが安いみたい
一般的に爆買いと言うと、化粧品・香水、電気製品、時計、カメラなどがイメージされます。
しかし、実はユニクロの衣料品なども爆買いされているのです。
ユニクロといえば、中国で大量に出店されているので、わざわざ日本で買う必要がなさそうですが、免税+円安+物価安が加わると、かなり安く買えるためです。
爆買いからも、中国が抱える経済問題が垣間見えますね。
さて、これまで散々「中国の物価が高い」と紹介してきましたが、今なお安いものもあります。
それは野菜や果物です。スーパーやコンビニなどは同様に高めですが、町にある露店市場などで買えば、かなり安いです。
例えば、人参2本+大根1本でも4.6元(約85円)で済みます。
市場によりますが、基本的に鮮度も味もいいです。
この他にも、もしかしたら地元の人しかしらない安い買い方などがあるかもしれません。
中国に住んでいる人は、いろいろと情報を集めてみてはいかがでしょうか。