中国生活を送ることに決めたならば、家探しをすることになります。
中国にも日本と同じように「不動産屋」があります。自分にとって都合の良い場所をまず探し、その付近の不動産屋に掛け合うことができます。
不動産屋もたくさんありますから、どのお店が良いのか判断する必要があります。
まず、店舗の前に張られている不動産物件を見てみましょう。不動産の張り紙の中に書かれている更新日が近いものであり、きちんと不動産が更新されているようでしたら、その不動産屋はまず信頼することができます。
中には、すでに入居者が決まり、なくなっている物件の張り紙をいつまでも張り出している不動産屋もあります。
実際に見に行ってみる
次にその物件を実際に見に行くことになりますが、その際の店員の態度を見ることができます。
モタモタしていたり、カギを探しまわっていたり、自分の要求と違った家を見せたりする店員のいる「不動産屋」は、後々になってトラブルを起こしかねない店となります。
これらの方が紹介してくれる家が、どんなに良い家であったとしても、将来のことを考えて、その家に引っ越すことを取りやめるほうが賢明です。
大家の方がどんな方であるか
これは大きなポイントです。
普通の大家さんでしたら、私たちも気持ち良く生活することができます。しかし、中には留守の間に予備のカギを使って家の中に入ったり、生活に口出ししたり、家財や物を盗む大家もいます。
大家がどんな人間が把握しておかないと後々、面倒な問題が発生してしまいます。
これらの条件をクリアしてから初めて、自分たちにふさわしい家であるかを考えることができます。
中国も都市開発によって、大部分の都市で家賃がだんだん値上がってきています
一年前と現在では、軽く200元(日本円にして3000円程度)の値上げの家がほとんどですから、自分が中国に長く住むつもりであれば、契約の際に1年や2年の契約をすることができます。
最初に2年分の家賃を振り込むと、初期費用が多額になってしまいますが、この方法での家賃払いが、後々になって安上がりになります。
もちろん、2年契約をしていて、1年半などで別の場所に引越すのであれば、その旨大家に伝えれば残りの金額を返してもらうことができます。
しかし、中には家の中のいろいろな場所の欠陥を見つけて、その分の金額を返さない大家さんも時折います。
気に行った家が見つかったら
まず家の中を点検する必要があります。
以前の方が住んでいた家であれば、必ずと言っていいほど、欠陥のある場所があるはずです。
電気やガス、そして水道の出方を確認しましょう!それらの欠陥部分が見つかったのであれば、契約の前に大家と充分に交渉しましょう。
自分たちで直すのか、それとも大家の方で直すのかを決めなければなりません。
壊れたまま入居すると、自分たちでお金を払って修理することになるからです。
しかも、中国語を話すことが出来ない方であれば、工事の費用を高めにとられることがあります。
また入居するのであれば、家の設備をきちんと確認しましょう!
- 網戸や窓、ドアのカギの個数
- 家についているクーラーや家具など
これらの個数をしっかり把握して契約書と一緒に書いて確認しましょう!悪い大家の方にあたってしまうと、自分たちの買った物であっても、大家の物だと言い張る方もいるからです。
実際に家を借りたら
だいたいは決まって以前住んでいた方が置いていった荷物があります。
食器であったり、調味料であったりと、前の方が置いていった内容はいろいろですが、石鹸やほうきなど、使える物もありますから、それらを探すのも楽しみの一つです。以外なところから、思わずうれしくなるような便利な品物が出てきたりします。
引っ越しが決まったら、まず自分たちで大掃除をして、それから荷物を入れるのが賢い方法であるといえるでしょう。日本と違って、大家の方が掃除をしてくれるわけでもありませんし、掃除業者はいるものの、彼らを雇うと金額が高くついてしまいます。
ですから引っ越し代を安くするなら、自分たちで大掃除するのがベストだといえます。床やベッドなど、ホコリがかぶっていますから、丁寧に掃除をする必要があります。
また、中国の習慣では、隣近所に引っ越しのあいさつをする習慣がありません。
隣の方がどのような方であるのかを知らずに住むのです。
こうやって考えると、日本のように丁寧な習慣がないものです。
しかしながら、我関せずに生活ができる点は、とても便利ですし、人との接触があまり好きでない方にとっては、中国のこの生活はとても魅力的であるといえます。