美味しい中華料理の雑学 ~写真と豆知識まとめ~

【1】炒飯(チャーハン)


炒飯(チャーハン)とは、ご飯に卵や様々具を入れて油で炒めた料理のこと。

6世紀頃の中国の王朝「隋」の時代に食べられていた「砕金飯」という卵とご飯を炒めた物が起源と言われています。現在の揚州炒飯の原型になったとも言われる炒飯。

本場中国では、日本のように様々な具は入っておらずシンプルに卵・ご飯・ネギだけで作ったものが多いです。

【2】餃子(ぎょうざ)

中華料理の代表として知られる餃子(ぎょうざ)、日本では焼き餃子が普通ですが中国で一般的に餃子と言われるのは茹でられている「水餃子」というものです。

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アジアでは小麦粉で作った皮に具材を入れてゆでたり焼いたりする料理は古くからあったそうで、正確な起源は不明とのこと。

【3】麻婆豆腐(まーぼーどうふ)

清時代(1800年頃)に、四川省でレストランを経営する陳夫婦の奥さんがありあわせの材料で作った豆腐料理が起源と言われています。

陳さんの奥さんの顔にはあばた(麻)があったため、陳麻婆と呼ばれており、彼女の作る豆腐料理は親しみを込めて「陳麻婆豆腐」と呼ばれていたそうです。

【4】酢豚(すぶた)

古くより広東(香港を含む)で食べられていた料理。

貿易が盛んだった当時、イギリス領だった香港ではヨーロッパから様々な食材を仕入れており、その中でも特に高級食品と言われていた「パイナップル」を料理に入れてちょっとイケてる料理にしたのが始まりだと言われています。

【5】エビチリ

本場中国では、干焼蝦仁(カンシャオシャーレン)という名で、これは四川料理の一種でした。
殻をむいたエビを、豆板醤(トウバンジャン)やショウガ・長ネギなどを合わせたソースで炒めた料理。

ですが、当時日本人には辛すぎて口に合わなかったため、中国料理の父「陳建民 」が日本人向けにアレンジしたものが現在の「エビチリ」(ケチャプや卵黄が入っている)になっています。

【6】八宝菜(はっぽうさい)

広東料理。「八」というのは8種類という意味ではなく、「数多くの」という意味です。本場中国では様々な野菜や鶏肉などを混ぜ合わせ片栗粉で似たものが多いです。

歴史・起源については諸説あるので、ここでは明記しないでおきます。

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