これまでの日本では、外国人と接することはかなり異質なことでした
帰国子女や仕事で海外赴任の経験がある等、特殊な体験を持つ人だけが”外国人度接することができる”文化だったのです。
しかし、時代は思いっきり変わっています。
ぜひ多くの日本人が、外国人と交流し、海外に目を向けてほしいです。
日本人のパスポート所有率”約2割”
ところが、日本人の8割はパスポートを”持っていない”というのもまた事実です。
日本人が内向き志向になっていると良く言われていますが、海外旅行にすら行っていないのが現状です。
日本のパスポートは、ほとんどの国にノービザで旅行できてしまう、かなり珍しく、かなりスゴイものなんです。
それだけ日本という国の信用が、国際的に高い証拠なのです。
なのに、その素晴らしい権利をたった2割の人しか行使していないなんて…!
旅行にすら行っていない状況ですから、留学はもっと少ないかもしれません。これ本当にマズイですよ。
よく日本人がノーベル賞を受賞するとニュースになって、国を挙げて喜びますよね。
しかし、ノーベル賞というのは過去の研究成果が基礎になって受賞するものなので、受賞者たちは若い頃に海外留学して先端の研究に触れて、その後も努力を続けてようやく今受賞しているわけです。
しかし今、留学や海外へ行く日本人が減っている。
ということは30年後、日本人のノーベル賞受賞者っているんですか?という疑問がでてきます。
反対に、まだ受賞者が少ない中国などの若者たちは、ガッツリ留学しているわけです。
ネットではよく中国等のアジアではノーベル賞が取れていないとたびたび話題にあがりますが、30年後は日本の方が「昔はすごかったのにね」と言われているかもしれません。
海外に目を向ける。外国人との交流を深める。
海外に行くと、自然と「日本とは何か?日本人とは何か?」という問いが脳裏に浮かびます。
そして、歌舞伎や茶道などに目を向けるという行動につながるんですね。
とはいっても誰もが海外旅行や留学に行くことはできません。
それなら、ガンガン日本にやってきている外国人と交流すればいいじゃないですか!!
ここでは中国人に限って紹介しますが、他の国の人でもいくらでも方法があります。
学生なら、学内に必ずある中国人留学生会にコンタクトするといいでしょう。
たいてい国籍を超えた交流会を実施しています。
学生じゃない人もご安心を。SNSの普及によって、時代は劇的に変化しました。
Facebookで「中国語」と検索すると、「中国語で交流しよう会」といったグループが無数に出てきます。
興味があるものを登録してみましょう。
初めは無理に交流しなくてもいいので、他人の投稿を見ているだけでも勉強になります。
そのうちオフ会などが必ず実施されるので、参加することで中国人の友人を作ることができます。
日本に留学に来ている中国人は、ほとんど日本のマンガ・アニメ・ドラマを好きで見ています。
彼らもそうした話題を話したくてしょうがないので、すぐに友達になれるでしょう。
中国人の友人ができたら、スマホに「微信」(ウェイシン、WeChat)というSNSをダウンロードした方がいいです。
若い人ならほぼ100%、IDを持っています。LINEとほとんど同じ使い方なので、簡単です。
日本語でも中国語でも入力できるので、言葉の勉強にもなります。
ぜひ多くの人が、中国に海外に興味を持って、最終的に日本に興味を持ってほしいです。