いろんな意味で話題になることが多い中国のテーマパーク。それらの一部をご紹介します。
まず、はずせないのがディズニーランド。現在、香港にひとつと上海にも建設中。
完成すれば、世界で唯一、国内に2つのディズニーランドがある国になります。
香港ディズニーランドは、2005年に開業
世界で5番目、アジアで2番目のディズニーリゾートです。
米国本社のウォルト・ディズニー・カンパニーと香港政府(約半分出資)が大株主となっています。
香港国際空港の近くで、電車で約20分で着きます。
開園から数年は入場者数が伸び悩み、閉園の危機もありました。
やはり、面積が他国のディズニーリゾートに比べ狭くアトラクション数も少ないことがネックだったのです。
中国本土や台湾など、中華圏からの来客を見込んでいましたが、彼らのほとんどが東京ディズニーリゾートに流れてしまう状態でした。
ウォルト・ディズニー・カンパニーは香港政府側に面積の拡張を求め、すったもんだの末、段階的な面積の拡充とアトラクションの増加が実現しました。
その結果、2012年に開業後初の黒字を達成し、今のところ順調に運営しています。
一方上海ディズニーランドは・・・
10年以上前から建設のうわさが立っては消え、消えては立ちを繰り返してきました。
しかし、2010年にウォルト・ディズニー・カンパニーと中国政府が正式に契約を結び、2011年から着工。
予定通りなら、来年の2016年に完成予定です。
WEBサイトも先行で公開されているので、予定通りに進んでいると思われます。
とはいえ、面積は香港ディズニーランドよりもさらに狭く、世界で一番小さなディズニーランドになります。あれだけの巨大な人口を考慮しているのか、今から不安な状態です。
そんなディズニーランドを堂々とパクってしまうのが、中国のすごいところ。
一時期、日本でも話題になったのが「北京石景山遊楽園」です。
ミッキーマウス、ドナルドダックなどによく似たキャラクターが報道され、日本でも一躍有名になりました。
報道後はそれらは撤去され、今度はドラえもんなど日本のアニメによく似たキャラクターが登場しているようです。
今も図太く運営しているので、話のタネに訪れてみるのも面白いかもしれません。
気になる方は”北京石景山遊楽園”で検索!
中国のおそろしい底力を見せているテーマパークが、「方特歓楽世界」(FANTA WILD)
これは独自の中国版ディズニーランドといえるコンセプトを持っています。
広大な敷地面積に、パクリではない独自のキャラクター。
すでに中国内12か所に建設されており、目標は世界進出とのこと。
今の中国の経済力なら不可能ではないでしょう。今後、耀注目のテーマパークです。
恐竜ファンなら行く価値があるテーマパークが、雲南省禄豊県にある「世界恐竜谷」
広大な国土を持つ中国は、数多くの恐竜の化石が発見されています。
中でも、禄豊県周辺は古竜脚類の化石が多いことで有名。
このテーマパークでは恐竜遺跡科学考察観光区とジュラ紀世界観光区の2つのゾーンに分け、楽しみながら恐竜のことを学べるようになっています。
もちろん迫力ある恐竜の骨格標本も多数展示されています。
以上、紹介してきたのはほんの一部。
中国では、各地でどんどん新しいテーマパークが誕生しているので、いろいろと注目してみるといいでしょう。