中国の砂漠化問題

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冬場、中国大陸から偏西風に乗って飛来するPM2.5だけではなく、黄砂にも注意。

黄砂は中国内陸部の砂漠の砂塵が、強風を伴う砂塵嵐によって上空に巻き上げられ、地上に降り注ぐ気象現象です。日本に飛来する量も中国の砂漠化が進行するにつれて年々増えてきています。ただ、中国に住んでいると、その量は日本にいるときの比ではありません。

中国で生活する上で黄砂対策は欠かせません。中国の家屋にはベランダにも窓が取り付けられています。こうでもしないと、洗濯物はもれなく砂まみれになるからです。

また、黄砂が吹き荒れる時期にコンタクトレンズは危険なので絶対にやめた方がいいです。

中国大陸には古代から砂漠が存在した

主なものは、中国西部のタクラマカン砂漠、北部のゴビ砂漠、中央部の黄土高原。これらの3地域は、日本の国土面積の5倍以上に当たります。全体でいえば中国国土の18%、約174万キロ立方メートルが砂漠です。そしてこれらの砂漠は、近年の開発ラッシュによってさらに広がっています。中国が直面する環境問題は大気汚染だけでなく、砂漠化問題も深刻になっています。

砂漠化の主な原因は、過伐採、過放牧、過剰耕作といった無理な開発、農耕が原因です。これらの人為的要因に加えて、気候変動による乾燥化が重なったことで砂漠化が進行しているとされています。

この砂漠化を防止するため、緑化と農法の改良が重要視されています。中国政府は2001年に、「防砂治砂法」を制定し、自然保護区を設定して植林を行ったり、防護林を用いて黄砂を防ぐなどしています。

また、乾燥地を農地として利用可能にする農業法が試行されています。藁や草などを敷き詰めて土を掘らずに耕作する「保護耕作」、保水性の高い素材を利用した農法、塩分濃度の高い水でも育つ植物の栽培などが試されています。それでも、緑化などは効果が出るまでに時間がかかるため、砂漠化のスピードの方が早くなってしまっているのが現状です。

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