【天津】~重要さを増す海洋都市~

天津市は、建国当初から直轄市に指定され工業都市として発展してきました。

北京・天津・上海・重慶、この4都市は、省と同格の「直轄市」です。ただ、首都である北京に接しているためどうしても地味な印象でした。

しかし近年は、政府の大規模開発政策により発展が目覚ましく、経済成長率の高さはここ数年全国トップです。

天津がここまで重視されるのは、海洋都市だからです。

首都・北京は陸に囲まれているため、物資の輸送には渤海湾に臨み、市内に河川が行きわたっている天津が重要なのです。そのため、天津港は北方最大の対外開放港であり、河口には大規模な港湾やコンテナターミナル、工業地帯が形成されています。

日本からの進出企業も多く、トヨタ、ヤマハ、富士通、デンソーなど百社以上が進出しています。

天津には名古屋から直接行くことができますが、名古屋から離れている人は北京に行ってから天津に移動した方がラクです。

北京―天津間は、高速道路で約3時間、新幹線で約30分で行けます。

天津の観光も海洋都市ならではで、町に流れる川をボートや小型フェリーで移動できます。 天津を象徴する天津テレビ塔(天津タワー)の周囲には広大な湖と公園があります。

 また天津には、20世紀初頭に欧米列強や日本の租界が数多く設けられ、欧風の建造物が多く建てられました。その一部の建物や街並みは今も保存されており、美しい観光名所になっています。

オススメは旧天津フランス租界にある「津湾広場」です。夜になると建物がライトアップされ、美しく輝きます。この光景をフェリーから眺めると格別です。

海洋都市だけあって海鮮料理はどれもおいしいです。

また、「狗不理包子」(ゴーブリ・バオズ)という140年以上の歴史を誇る天津名物もあります。

これは肉まん料理で、海鮮まん、野菜まん、蟹肉まんなども含めて百種以上もあります。

なお、天津甘栗は天津の名物ですが「天津飯」は日本発祥のため天津にはありませんのでご注意を。

西武池袋店「狗不理包子」

1858年から受け継がれてきた老舗の包子を池袋で食べられる!

狗不理 (ごうぶり)

東京都豊島区南池袋1-28-1 西武池袋本店 8F
【営業時間】11:00~23:00(L.O.22:00)/日祝10:30~23:00(L.O.22:00)

温かい中国茶のサービス!

噂の「狗不理包子」。海鮮味です!その他の肉や野菜、角煮といった種類がありました。黒酢につけていただくのが美味しいということです。

マーボー豆腐定食!

都内でも本場天津の料理を味わうことができる「狗不理」、オススメです!

この記事のカテゴリー:
Pocket