現代に残る秘境のひとつ、それがチベット。荘厳なポタラ宮を間近に見れば、おそらく涙が溢れてくるでしょう。
ダライ・ラマの居城で、チベット仏教の聖地。そして、13階建て総高117m、建築面積1万3000㎡と単体では世界最大級の建築物です。もちろん世界遺産に登録されています。
しかし、政治的な理由から簡単に観光できないのがチベットです。大袈裟な話ではなく「冒険」のつもりで事前にできるだけ情報を集め、現地では不用意な行動をせずに観光してください。そうでなければ、安全に帰国できない可能性があります。
チベットまでの一般的なルートは
①成都→ラサの空路。…速いしラクです。
②青海省西寧→ゴルムド→ラサの陸路。…安く行けるバックパッカーの定番ルートです。
以前は、バスしかなく、ラサに辿り着くまでに体力を消耗してしまうほど過酷な旅でした。
③青蔵鉄道。
2006年7月からラサに青蔵鉄道が開通した結果、北京・上海・広州・蘭州・成都・重慶・西寧・ゴルムドなどからラサに到着できるようになりました。美しい高原の景色を見ながらの旅は超オススメです。
チベットに行く時の注意点3ポイント
【注意点①】高山病にかかる恐れがあります。一般的な対策として、水を大量に飲むこと。深呼吸を頻繁にすること。喫煙者はタバコを吸わないこと。ゆっくり歩くことなどがあります。
【注意点②】チベット自治区に入るためには、中国のビザ以外に自治区旅游局が発行する入域許可証が必要です。旅行会社を通してのみ取得できます。現地の旅行会社では、チケットと入域許可証をセットで販売するのが一般的です。
【注意点③】中国政府の監視の目は、想像以上に厳しいと考えておいてください。非開放地区を旅行するのはもってのほか。民家に泊まるのも違法です。最近は、撮影も厳しく制限されています。とにかく不用意なことはしない、これが一番です。
総じて、個人で観光するには、かなり旅慣れしている必要性があります。
ですから、旅行会社のツアーを利用するのが無難です。中国旅行を専門にしている「西遊旅行」のチベットツアーなどは、安全面がシッカリしておりオススメです。
筆者個人としては、是非とも色んな方にチベットを旅行してもらいたいです。その壮大さに心を奪われる事でしょう。