【恐怖体験!】中国人が教える、中国旅行の注意点の続きになります。
前回の記事で盗難や物乞いの恐怖を書きましたが、今回はそれよりもっと恐ろしく・現実的で・遭い易いトラブルについて書きたいと思います。
海外旅行で最もおそろしいトラブル「病気・ケガの恐怖」
旅行者の半分以上は海外旅行保険に入っていない
病気になった際には、どうしたらよいでしょうか?
地元の方が病気の際に通う病院は、日本でいえば診療所のようなもので、あまり的確な処置がなされないこともあります。
風邪や腹痛といった自分で対処できる病気であれば、日本から持参している薬、もしくは現地で購入できる薬で体調を整えることができますが、大きな病気やけがをした際のことを考えると、キチンとした病院で資格のある医師の方に診てもらう必要があるからです。
渡航の前に、必ずそれなりの現地の病院を探しておきましょう。病院名と現地の電話番号を控えて現地で持ち歩くようにしておきます。もし、ツアー旅行などで中国に出かけるのでしたら旅行会社の方にお任せするのもひとつの手です。
ちなみに、日本の医療費は海外に比べると破格の安さです。
万が一現地で病気やケガ、事故などにあった場合、治療費や入院で数百万を超えるケースも多々ありまいり、知らないまま行くのは危険です。
旅行保険の重要性を上げたらキリがないのでここではあえて言及しませんが一つだけ言えることは、
今までケガも病気もなかったし大丈夫!と思ってる人は、いつか痛い目に遭いますよ。
海外(ここでは中国)で病気・ケガをした場合実際にいくらかかるかまとめた記事がこちら
⇒海外への旅行、海外での短期生活に必須!家族特約つき保険機能があるゴールドカード
連日ニュースになっているように、現在の中国では大気汚染が深刻な問題になっています。
正直なところ、現在は中国旅行をオススメしにくい時期といえます。
日本への飛来も懸念されているPM2.5と呼ばれる有毒な粒子状物質は、偏西風に乗って日本にまで飛来しており、もはや地球規模の問題になっています。
どうしても旅行がしたい・仕事で行かなければならないという方は、渡航前に「外務省 海外安全ホームページ」で最新の情報をチェックし、帰国後も病院で検査した方がいいでしょう。
中国はこの10年で驚異的な経済成長を遂げてきました。北京オリンピック、上海万博といった世界的なイベントがそれを後押しし、今では日本を抜いてGDP世界第二位になりました。しかし、それは環境を犠牲にして成し得た経済成長だったのです。(日本も高度経済成長期には、四日市ぜんそくや水俣病といった公害問題が深刻でしたが、中国も同様の事態を迎えています。)
これに加えて、鳥インフルエンザやダニを媒介にしたウイルスによる感染症が心配です。中国だけでなく日本でも死者が出ており、かなり深刻な状況です。外務省では、中国を旅行した際は、家畜を飼養している農場などへは立ち入らないことを呼び掛けています。
食べ物・飲み物は一番気を付けたいポイント
地元の方と私たちでは、やはり胃や腸の習慣が違っています。
特に注意が必要なのはお水。水道水は絶対に飲んではいけません!また、あまりに安すぎるお水や、売り場が日光にあたっているような場所での購入は控えたいです。メーカーのしっかりしたお水のほうが、安心していただけます。
また、中国ではたくさんの珍しい味の飲み物が出ています。スイカ味のジュースやライチ、マンゴーといった味のジュースもあるので様々な飲み物について楽しむことができますが、街頭で販売されているものはくれぐれも気を付けて下さい。作り置きをしているお店は避けた方が良いです。
食事については、衛星基準を確かめたうえでの食事をお勧めします。
ちなみに、メニューが漢字だらけで、料理の名前がわからない際には、同じお店の中で食べている方の料理を見て、「あれと同じ物をください」と頼むことも可能です。この習慣は中国人の方にとって、失礼なことではありません。
また、街頭などで売られている食べ物についても、私たちの胃や腸が慣れるまで用心が必要です。
街頭で売られている揚げ物や焼き物などの油は古かったり、使いまわされている油だったりします。
空腹のおなかの中に入れてしまうと、慣れていない胃と腸がびっくりしてしまいますよね。
その後の旅行や活動を中止するほどの激痛が走ることもあるので、外での食事は注意が必要です。