中国の首都である北京は、一番はじめに訪れてほしい都市
遺跡・史跡が豊富にあり、長期滞在したとしても見切れないほどです。ここまで遺跡が多いのは、多くの王朝が首都を置いたからです。
統一王朝ではじめて北京を首都にしたのは、モンゴル人国家の元(13世紀)です。
その後、明(15世紀)、清(17世紀)、中華民国(20世紀初頭)も首都を置きました。
そして、日本に続いて国民党にも勝利した中国共産党によって、1949年に中華人民共和国が建国され、北京が首都になって今に至ります。
北京には膨大な史跡があるので、観光するときはメジャーなスポットに絞るのがベストです。とくに天安門広場の周辺には抑えておきたいスポットが集中しています。
広場の西側には「人民大会堂」があります。ここは国会に相当する全国人民代表大会(全人代)が行われる場所で内部を見学できます。
歴史ファンは必ず訪れたい場所「中国国家博物館」
東側には「中国国家博物館」があります。中国の古代から近代までの貴重な資料が約9,000件も展示されており、かなり見応えがあります。
さらに広場の中には「毛主席紀念堂」があり、防腐処理された毛沢東の遺体を見ることができます。なお、入館にはパスポートが必要です。
北側には長安街を挟んで「天安門」があります。
天安門広場はニュースで必ず登場しますが、その広大さは現地に行かなければわかりません。南北880m、東西500mの広大さ、さすが世界最大の広場です。
毛沢東の肖像画がかかった中国を象徴する門であり、ここが「紫禁城(故宮)」の入口です。紫禁城は、かつて 皇帝が住んでいた宮殿で、1987年の映画『ラストエンペラー』では撮影に使われました。
ちなみに、この紫禁城もかなりの広さです。
さらにはずせないのが「万里の長城」
万里の長城はとにかく長く、遼寧省から西端の甘粛省嘉峪関まで約8,852kmもあります。
この長城を観光するのに最適なスポットが、北京市郊外にある「八達嶺」です。ここで生の長城を見てください。
圧倒的な迫力に言葉を失うと思います。
さて、北京料理は四大中華料理に数えられる重要な料理で、代表的な料理は「北京ダック」です。
丸焼きにしたアヒルの皮を削ぎ切りにし、小麦粉を焼いて作った「薄餅」(バオビン)と呼ばれる薄皮に、ネギ、キュウリをいっしょに包んで食べます。パリパリの食感がたまりません。
北京には東京(羽田・成田)、大阪・名古屋・札幌・仙台・広島・福岡・那覇から直行便が出ています。