中国最南端に位置する海南島は、常夏のため「中国のハワイ」と呼ばれており、リゾート地として有名です。
元々は広東省に属していましたが、1988年に海南省として分離されました。このとき省全域が経済特区に指定されましたが、大規模な工業化には至らず、小規模な機械加工業や繊維業が発展しました。
海南島は中国人にとっては以前から著名な観光地でしたが、2009年に中国政府が国際観光都市化を宣言してからは、国際的なリゾート地として発展を遂げています。美しいビーチ、豊かな緑、多数のゴルフ場、一流ホテルなどなど。
近年の海南島はとても魅力的で、日本を含むアジア諸国から多くの観光客が訪れています。
リゾート地が集中しているのは三亜市で、海南島でもっともにぎやかなビーチ「大東海」があります。海水浴はもちろん、ダイビング、グラスボート、ジェットスキーなど、いろいろなマリンスポーツが楽しめます。
その他人気の観光地が、奇岩が点在する「天涯海角」
清代に多くの文人たちがこの地を訪れ、奇岩に詩文を刻んでいきました。今では、その岩の前で記念撮影するのが定番になっています。
また、景色を楽しむなら大東海の近くにある「鹿回頭」に行くのがオススメ。ここからは街を一望でき、美しい夜景を見ることができます。
そして、はずせないのがシーフードで、中でも海南島四大名物料理がオススメです。
そのひとつ「和楽蟹」(わらくがに)は上海ガニに似ており、濃厚なミソが特徴です。「文昌鶏」(ぶんしょうどり)はさっぱりした味の鶏料理。「東山羊」(とうざんやぎ)はゼラチンたっぷりで美容にも効果的です。そして、蒸して食べると美味なのが「加積鴨」(かせきあひる)。
この他、アワビ、フカヒレ、ナマコ、粥などの料理も絶品。海南島なら満足なリゾート観光を楽しめるでしょう。