読んで損はない武侠小説~生ける伝説金庸~

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中華圏(中国・香港・台湾・シンガポール・華人華僑コミュニティ)では、知らない人はいないと言われている作家が金庸(ジンヨン、きんよう)です。日本でも徳間書店から翻訳本が出ているので意外にファンは多く、中国を理解する上で読んで損はない作家です。1924年生まれの90歳でまだ存命中。まさに生ける伝説といえます。

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武侠小説

金庸の作品は「武侠小説」というジャンルに属します。「武侠小説」という名前は日本ではあまり聞きませんが、中華圏では巨大なジャンルになっています。

特徴の一つは時代劇であること。もう一つの特徴はアクションが派手であること。気功を使って空を飛び、岩をも砕きます。香港映画では、ワイヤーアクションを使って空を飛ぶシーンがよくありますが、これは武侠小説に影響を受けたものです。
実際、金庸の小説は映画・ドラマ・マンガ・ゲームの題材にピッタリで、二次作品は無数にあります。このようにド派手な内容なので、あまり深く考えることなく物語に引き込まれていきます。そして、いつの間にか金庸の中華ワールドにハマっているのです。

オススメは代表作の『射鵰英雄伝』

金庸は1955年に処女作『書剣恩仇録』の連載を開始して以来、1972年の『鹿鼎記』まで15作品を発表しています。どれも面白いですが、オススメは代表作の『射鵰英雄伝』です。始めは愚鈍でひ弱な主人公・郭靖が、良い師匠に巡り会い、少しずつ強くなっていく様は感情移入しやすいです。

また、チンギス・ハンといった歴史上の人物が多数出てきたり、黄蓉という女性と出会い恋に落ちるエピソードにもワクワクします。そして、ド派手な必殺技の数々や、悪人の見本のような悪い奴も登場。このように金庸の小説には娯楽の要素がすべて詰まっていて、本当にオススメです!!

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