中国国内の電圧は220Vで、周波数は50Hzで、日本製の電化製品は基本的には使うことができません。
使用するにはには変圧器とアダプターが必要
しかし、日本の製品でも海外仕様品といって海外での使用に対応する電化製品もあります。その場合、240Vまで対応可能なものが多いので確認してから変圧器を買ってください!
実際に中国で生活して驚いたことのひとつに、コンセント/プラグ事情がありました。
形状が何種類もあるからです。コンセントの形状が1種類に統一されている日本からやって来ると、その統一感のなさにビックリしてしまいます。
それだけ中国 の国土は巨大なのです。
地域によってバラバラのコンセント形状を、今から統一するのは難しい。
それなら無理に統一しない方が逆にうまく行く、そんな事情があるようです。
日本の二つ穴タイプのコンセントは「Aタイプ」と名付けられています
中国でもこのタイプは存在します。
これに加えて、二つ丸穴の「Bタイプ」「Cタイプ」、三つ穴の「B3タイプ」「BFタイプ」、斜め二つ穴の「Oタイプ」、複数穴の「SEタイプ」と、なんと7種類のプラグが存在しています。
ヤザワ 海外旅行用変換プラグ 世界主要国対応 定格入力250V-6A(A・B・C・O)、250V-13A(BF) 変換プラグA・B・BF・C・Oタイプセット HPS5(このようなタイプの多仕様対応の変圧器が一つあれば便利)
それでも少しずつ整理が進んできていて、今ではB・C・Oタイプの3種類が主流になっています。
それにしても、こんなに種類があって中国人は混乱しないのでしょうか。
そこはうまく工夫されています。中国のスーパーや家電ショップに行くと、全部のタイプがそろったマルチコンセントや変換プラグが必ず販売されており、複数のプラグタイプが存在しているのはもはや当たり前であることが伺えます。
とはいうものの、こういった事情を知らない旅行者にとっては混乱必至でしょう。
いわゆる一流ホテルになればほとんどのタイプを備えていますが、1~2種類のタイプしかないホテルの方が多いぐらいです。
そうなると、日本から持ってきた電化製品を使えないという事態に陥ります。
出国前に準備できるのであれば、全種類に対応できる万能変換プラグが、オススメです。
これさえあれば、どの地域、どのホテルに行っても大丈夫ですから安心です。
もし日本で用意できなくても地元のスーパーで購入できるので、そんなに慌てなくていいです。
中国の電圧は220Vであるのに対し、日本は世界の中では少数の100V
次に電圧を見ていきます。
もし中国で、日本の電化製品をそのままコンセントに差し込んで使えば、高い電圧に対応できずに壊れます。そこで変圧器が必要になるわけですが、現地のスーパーなどで購入するのは難しいです。
そのため、出国前に準備しておくのがベストでしょう。
ただ、最近のスマートフォン、ノートパソコン、デジタルカメラの充電器などは、100V~240Vと幅広い電圧に対応しています。これらは変圧器なしで、そのまま使うことができます。
また、最近は少なくなりましたが、10年前まで中国ではしょっちゅう予告なしの停電がありました。
原因はさまざまです。工場が急増したため、単純に電力不足。ビルの建設のための電線工事。発電所に落雷があったなどなど。
これらの停電に対して、ニュースが流れることはありません。中国で停電があるのは普通のことでした。
ただ世界的に見れば、日本のように停電がほとんどない国の方が珍しいようです!
中国では、膨大な人口、急増する経済力に対して、電力がつねに不足している状況
そのため、発電所も急ピッチで建設されています。
新彊ウイグル自治区のような砂漠地帯では、強風を利用した風力発電が建造されています。
地平線に浮かぶ無数の風車の風景は圧巻の迫力があります。また、原子力発電所も急増しています。
放射能による健康面などが不安視される原発ですが、国家権力が強大な中国では住民による反対運動などが起こらず、その数を増やし続けています。
今や中国のGDPは世界第一位。エネルギーの生産も消費も膨張しており、すでに一国だけの問題ではなくなっています。
中国の水問題…慢性的に危機的な水不足に直面しています
中でも首都・北京はかなり厳しい状況に
原因として、中国北方は乾燥地帯で降水量が極端に低いことが挙げられます。
反対に南方は日本に気候が似ており、雨もよく降ります。そのため水源は比較的豊かです。
このように南北で水の量が異なるのは、古代から中国の悩みの種でした。
それを解消しようと試みた皇帝もおり、実際に行動したのが隋の煬帝(ようだい)でした。
中国史では暴君として名高い煬帝ですが、610年に北京から杭州までを結ぶ総延長2500kmの「大運河」を完成させたのです。これにより、南の豊かな水資源が北にも行き渡るようになったのです。
その後も大運河は大活躍しますが降水量が増えたわけではないので、中国ではつねに水不足が続いてきました。さらに現在は人口も急増し、工場も乱立。
水不足は危機的な状況といえます。
中国において水は超貴重、そのため水道水も飲料用ではない
中国では、水道水を直接飲むのは絶対に避けてください!!
中国の水道水は、カルシウムイオンやマグネシウムイオンを多量に含む「硬水」。
日本の「軟水」と異なり、飲めばお腹を壊します。
加えて、衛生面もあまりよくないので飲まないようにしましょう。
水を飲みたい場合は、ミネラルウォーターになります。町の売店、スーパーなど至るところで販売されています。
また、中国ではほとんどの家庭、職場にウォーターサーバーがあり、取り付け用水タンクをリアカーに載せて引き売りしている光景は、今でも見られます。
シャワーの水もちょろちょろと流れるワケ…
もちろん一流ホテルではそんなことはありませんが、地方に行けば3ツ星以上のホテルでもそんな感じです。
しかも、お湯になるまで時間がかかることもあるので、冬の旅行は注意が必要です。
入浴に快適さを求める日本人はある程度覚悟しておかなければ、「もう二度と中国には旅行しない」と中国嫌いになる可能性もあります!
ちょろちょろと水が流れるのはトイレも同様。
日本のように勢いよく流れないので、レバーをゆっくり引いて時間をかけて流すのがコツです。
さて、トイレも日本とずいぶん違います。
中国のトイレは日本とはかなり違います。
中国のトイレが不衛生であることは、多くのガイドブックに書いてありますが、これは事実です。
ただし1つ言わせてもらいたいのは、一旦、日本の常識を捨てた方が良いということです。
日本のトイレがキレイ過ぎて、実はこちらの方が異常だからです!(日本以外ではトイレが綺麗な国はあまりないです。)
中国では日本と違って、排泄する場所をキレイに使うという概念がそもそも存在しませんでした。地面に穴を掘って、そこに用を足す感覚だったのです。
だから、しばらく前まで、個室にドアがありませんでした。驚くべきことに女性用にもドアがなかったのです。
この当たりは、どんなに考えても日本人には理解不能だと思うので、「価値観の違い」と受け入れた方が楽です。
そうはいっても、北京オリンピックの開催が決定した頃から、かなり変わりました!
今ではドアなしトイレは、かなりの辺境にでも行かなければ、むしろ見かけなくなっています。
最近は清掃員がいる、有料トイレもかなり増えてきました。
無料トイレは全く清掃していない等衛生面に問題があるので注意
いずれにしても、トイレットペーパーが備え付けてあることは、ほぼ皆無。
そのため中国人なら男性も女性も、みんなトイレットペーパーをバッグに入れておき、どこで用を足しても大丈夫なようにしています。
これは中国旅行をする人にとっても重要なことです。
最後にウォッシュレットトイレについて触れます。
先ほど、中国人はトイレに無頓着といったことを書きましたが、経済発展を遂げた現在、富裕層の間では日本のウォッシュレットトイレが爆発的な大ブームを迎えています。
ショールームは大勢の人でにぎわい、一時期は売れすぎて品薄が続いていました。
日本は衛生に関して潔癖すぎ、中国は無頓着すぎでしたが、両者が交流するとちょうどいい具合になるかもしれません。